APICT Lightとは
APICT Lightは、生産スケジューラーFLEXSCHEとリレーショナルデータベースを含む基本モジュールです。 まずは工程管理からスタートできる導入しやすい構成となっており、段階的なシステム展開が可能です。

APICT Lightだけで出来るPDCA管理
APICT Lightでは、P(プラン)・D(ドゥ)・C(チェック)・A(アクション)のサイクルを回すことが可能です。 計画を立て実績を取ることにより管理サイクルを回し、これにより個々の製品の収益を把握したり改善活動を実施したりすることができます。

PDCA運用による効果
- 生産計画から実績管理まで一貫した管理サイクルの実現
- 個々の製品の収益性の正確な把握
- データに基づく継続的な改善活動の推進
- 業務プロセスの最適化
APICT Lightの特長

導入のしやすさ
基本モジュールから始められる段階的な導入アプローチにより、初期投資を抑えながら確実な導入が可能です。

属人化からの脱却
標準化された計画立案プロセスにより、ベテラン担当者の経験や勘に頼らない生産管理を実現します。

即効性のある改善
導入後すぐに工程管理の効率化と見える化が実現でき、短期間で具体的な改善効果を得られます。
主要機能
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01.
生産管理機能
生産スケジューラFLEXSCHEによる計画立案
- 設備負荷を考慮した最適な生産計画
- 納期・在庫を考慮した計画作成
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02.
進捗管理機能
リアルタイムな進捗状況の把握
- 工程単位での詳細な進捗管理
- 計画と実績の比較分析
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03.
実績管理機能
多様な実績収集方法に対応
- 作業実績のリアルタイム反映
- 実績データの分析と活用
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04.
帳票出力機能
必要な帳票を効率的に作成
- 作業指示書の出力
- 進捗管理帳票の作成
- カスタマイズ可能な帳票形式
オプション機能
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01.
ハンディターミナル連携
現場での実績収集を効率化
- バーコードによる簡単な実績入力
- リアルタイムなデータ連携
- ペーパーレス化の実現
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02.
RFIDによる実績収集
客観的なリアルタイムデータを自動で収集し、より正確な生産管理を実現
- 作業開始/終了の自動記録
- リアルタイムなデータ連携
- 工程の正確な進捗把握
導入までの流れ
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01.
要件定義
APICT Lightを使って改善したい業務を洗い出し、整理します。引合から受注、受注情報で出来る事・出来ない事を見極め、運用位置を立てます。
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02.
プロトモデリング
対象となる工場や工程を分析し、基本モデルを使いデータとルールを作成します。またスケジューラーでの計画結果の評価によりデータやルールをブラッシュアップしていきます。
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03.
導入作業
現場環境へのインストールやDB設定等、マスタデータ登録へ向けて、環境を整えます。
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04.
マスタデータ整備
従来のマスタでは不足するケースが多いと思われます。この段階で追加するマスタデータの作成及び既存のデータのメンテナンスを実施します。
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05.
テスト運用
稼働開始前に運行確認と並行して、作成したデータ、運用方法が妥当であるかどうかを検証します。
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06.
実運用開始
計画立案業務の中心にAPICT Lightを置きます。実運用開始からしばらく(半年程度)は注意を払って業務サイクルを回してください。
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07.
運用改善
APICT Lightを日々活用しながらデータ見直しをしていきます。
一般的な運用の流れとしては、スケジューリングの前提となる基礎情報(マスタデータ)を入力し、製造オーダーを随時登録します。 予め定義したスケジュールに基づいて自動スケジューリングを実施し、必要に応じて手修正を行います。
よくある質問
- APICTとAPICT Lightの違いは何ですか?
- APICT Lightは、APICTの基本モジュールとして、生産スケジューラFLEXSCHEとリレーショナルデータベースを含む基本構成です。まずは工程管理からスタートでき、必要に応じて生産管理モジュール、販売管理モジュールを追加することができます。
- 実績収集の方法は選べますか?
- はい。手入力による日報登録、バーコード、RFID、ハンディターミナルなど、様々な実績収集方法に対応しています。運用周期は1日に数回から1ヶ月に1回まで、ケース・バイ・ケースで設定可能です。
- マスターデータの整備はどのように進めればよいですか?
- 導入作業の中で、現状のマスタで不足するケースを確認し、追加するマスタデータの作成及び既存のデータのメンテナンスを実施します。要件定義とプロトモデリングの段階で、必要なマスターデータを明確にしていきます。
- システム連携は可能ですか?
- はい。基幹システムとの連携が可能です。また、FLEXSCHEと連動した生産計画の立案や、APICT WEBとの連携による現場での情報活用も可能です。
- 導入後の運用改善は可能ですか?
- はい。実運用開始後も、データの見直しや運用方法の改善を継続的に行うことができます。実績データに基づいて、進捗確認や原価管理を行い、継続的な改善活動に活用できます。